
毎年11月に参加させてもらっている、貴船てづくり市。
11月の間の土日がメインですが、この期間は毎週のように手作り市を開催しています。
場所は奥宮の境内。
毎回いろいろな出会いがあったり、体験をしたり、また次も参加したいな…と思うことが多く2025年も参加したいと思っています。
今回は2024年に参加した貴船てづくり市からいろいろ感じたことをまとめてみたいなと思い、記事にしてみます。
2024年は11月16日に参加
毎年1週目か2週目に参加することが多いのですが、今回は予定を詰めすぎてしまい3週目の参加となりました。
いつもは土日2日間参加していましたが、都合により土曜日1日のみの参加に。
貴船神社が位置するところは山奥で標高も高く、平野部と比べて気温が10度前後低くなります。
1週目あたりでも日中とても寒かったので、ちょっとどうなるか…と覚悟していたのですが、
今年の夏は暑かった…。
その名残で思っていたほど気温も低くなく、覚悟していたよりは安心してイベントの時間を過ごすことができました。
2023年は14時ころすでに10度を下回っていて、吐く息が白かったのを覚えています。
夜の奥宮

龍穴があるといわれている、奥宮。
最初に見学にきたのは2017年のてづくり市。その時も日暮れ時くらいまで現地にいました。
ですが昼の時の空気と、夕暮れ時に暗くなった時の空気が本当にガラッと変わってしまって…ということをその時に体験しました。
この空気感にちょっと当時は耐えられる気がしなくて、参加してみたいな…と思いつつも数年間悩みつつ過ごすことになります。
後から「丑の刻まいり」発祥の地だと知ることになり、なるほどそれでか…とも思うのですが、その当時はあまりの空気感の変わりようにいろいろと打撃をくらってしまっていました。
エネルギーの落差にあてられてしまっていたんですね。
地元神社の手作り市に参加してから数年後…

その後、貴船の手作り市に参加してみたいなと思うもののいまいち踏ん切りもつかず、しばらく地元周辺の神社で行われている手作り市やマルシェに参加してみたりしました。
そうこうしているうちに神社の空気感や、自分自身も慣れてきた感があったんでしょうね。
2022年の貴船手作り市に参加しよう!と意を決して申し込むことになります。
この時も内心はどきどきでした。2017年に感じたあの空気感に耐えられるのか?
それよりも、やっぱり参加してみたい!そんな自分の気持ちが勝ったのでそれに抗うことなく行ってみよう!ということになりました。
えっと、ちなみにこういう何か生きている人間とは別のエネルギーの流れ的なものは感じますが見ることはできません。
なので、”形で見える人”がちょっとうらやましいです。
とはいえ、ここはよくない、ここは大丈夫みたいな感覚は体に感じるので、それでちょっとやばいなと思う場所や人はあらかじめ回避します。
手作り市のイベント時間は10:00~19:00

2024年の手作り市は、心配していたほど気温も下がりませんでした。
いつも寒いんで、ヒーターやコンロを用意する人もいて、自分もヒーターを持ち込む予定でもいました。
さすが、夏に40度を体験しただけのことはある…全体的に気温が高く、紅葉も自分が参加した週にちょうど見ごろになってきたよ!とベストタイミングでのイベント参加になりました。
思っていたほど寒くなくて本当に良かった!

3回目の参加ともなれば、勝手知ったるなんとやら…朝の搬入時間開始より早く入山したので、そのままこっそりと早めに運ぶことにしました。
当日の朝4:00頃に地元愛知県を出発し、現地についたのは7:30頃。
途中休憩を何回かとった割には思ってたよりも早めに着いたな…と思いながらも、だれも来ていない中イベント準備にとりかかることに。
と思っていたら、フードの出展者さんがいらっしゃって準備を始めたので便乗することにしました。
地味にセッティングに時間がかかるんですよね。
なので、他のイベントもできる限り早めに到着してできる限り早くに準備にとりかかれるようにしています。
貴船手作り市は19:00までと長丁場なので、フードを食べたり演奏者さんの演奏を楽しんだりと販売以外にも楽しみはたくさんあります。
今回もいろいろなフードをいただきました!
こんなに山奥にあるのに、夜遅くまで人が途絶えないのも貴船のいいところです。
奥宮なんて、太陽が落ちたら本当に真っ暗になりますからね。
今回もいろいろな出会いを体験し、楽しみの時間を過ごしてイベント終了時間を迎えました!
鞍馬山登山へ

今回、もう一つの目的は鞍馬山に登る事でした。
当初日帰りで行って帰ってこようと思っていましたが、流れで一泊することになりそれなら登山してから帰ろう!ということになりました。
魔王殿に足を踏み入れてみたかったんですよ…
貴船神社奥宮に向かう途中に西口の出入り口があることは知っていたのですが、やはり正面から登って貴船神社に流れて挨拶をしてから帰ろう!というルートをとることにしました。
(17日も手作り市は開催していました)
大神神社の登山をしたとき、結構まぁまぁな山道を歩いたので、さて鞍馬山はどんな感じだろう…と少し身構えていたところ、16日に別の出展者さんに登山ルートをうかがえる機会がありました。
「大神神社よりかなり楽だよ!」と教えていただき、じゃぁ行ってみよう!とさくっと決めることに。
2025年は巳年なので、大神神社に行かれるのもよいかと思います。
ここも御祭神は三輪山本体ですが、守っている白蛇がいるとされる神社です。
思っていたより楽ではあるものの、それなりに登山。

車で貴船神社まで来ていたので、一度鞍馬山まで車できて駐車し、その後貴船神社に登山から徒歩で向かいその後再び電車で鞍馬山まで戻るルートをとりました。
登山の時間におおよそ2時間と聞いていたので、朝10:00前には到着して入山しようとしました。
が、現地についたのは10:10分前後くらいだったかと。
駅近くの整体やさんが自宅の駐車場を解放しており、とても格安で車を停めることができました。
(ありがたや)
この駐車場が3時間枠になっていたので、びみょーだなー3時間で帰ってこれるかな?と内心思いつつ向かいます。
インバウンドで来ている方も多く、いろんな言語が飛び交う中いざ入山!
小さいころから長野の山に連れていかれて地味に何度も登山していたので、山登り自体はそんなに苦に感じたことはありません。
大神神社の山道を想定していたので、山越えにおおよそ2時間と聞いてはいても果たしてその時間でたどり着けるのかちょっと不安でした。
大神神社の三輪山もおおよそ2時間となっていましたが、こちらは傾斜が結構きつく、心臓にもかなり負担がかかっていた記憶でした。
その山道を想定していたので、実際に鞍馬山に登ってみると比較的傾斜もなだらかで進みやすい山道でした。
とはいえそれなりの山道を進むことになるわけです。そこそこな傾斜もありますし、段差もあり…
しかし進まなければ目的地にたどり着かないので、一歩ずつ前進していきます。
魔王殿への道のりは長い

鞍馬寺は改修工事中でした。
とはいえ入ることはできるので、外から建物等を眺めることはできました。
11月中、いくところ行くところが工事中…という事を経験し、ここもか…と驚くこともなく、少しだけ滞在して魔王殿へむかいます。
鞍馬寺というと、こちらの画像の場所の方が有名かもしれませんね。
何名かいらっしゃいました、なにかのポージングをしている人たちが。(笑)
魔王殿は貴船神社にある西口からのルートで行った方が早そうでしたが、鞍馬山正面からだと結構な時間を必要とします。
地味にあるいていきましょう~と思い、てくてくと進んでいきます。

山道なので、こんな道をひたすら進みます。
途中、西口から来られたであろう反対方面へ進む方と入れ違いになりながら、ひたすら歩く歩く。
タオルを忘れてしまったのが悔やまれました。
ものすごい汗をかくので、歩くといえども登山。おおよそ半分くらい来たのでは?と思える地点に到達した時は流れる滝のような汗でした。
持っていたハンドタオルが、小さすぎてなんの役にも立ちませんでした(滝汗)

鞍馬山と義経の関係性。途中にこんな看板もあったり。
とにかく、ただひたすらに進みます。

そしてようやく魔王殿に到着!え、あってますよね?
なんだか公式の画像とちょっと違ったので、あれ?と思ってしまいましたが看板もあったのでそちらも載せておきます。
公式のページはこちら
思ったより山の中にあった!そんな感想をいだきました。
が、目的を達成した喜びと、なんだかんだここまでぶっ通しで歩き続けた疲れが少し出てきてちょっと休憩タイム。
少し休んで、また貴船神社に向かって歩き始めます。

魔王殿から貴船神社へ

そして再び魔王殿から貴船神社に向かって歩き始めます。
ここからは下り一直線でした。なので、下り坂…とても勢いがついて歩き始めるので、スピードを遅く歩くのが逆に大変でした。
あとちょっと!と思っていると早いですね。
山の上から下っていくので、貴船近くを流れる川のせせらぎが聞こえてきてとても清々しかったです。

気が付けばあっという間に貴船神社へ。
この時点でおおよそ2時間かかるかかからないか微妙な時間が経過していました。
本宮も好きですが、結社も結構好きな場所があり寄ってきました。

宇宙船ともいわれている岩座。

本宮でラムネをいただいて、奥宮で飲んできました。
ほぼノンストップで鞍馬山入口から貴船神社まで歩いてきたので、本当に汗だくでした。
手作り市のスタッフの皆様にドリンクの差し入れを買って、奥宮で渡してからちょっと休憩。
歌い手さんのパフォーマンスもあり、聞きながらしばしまったりした時間を過ごしました。
この日は天気が良くて、本当に登山日和でした。
インバウンドのお客様もとても多く、常に人がいる!といった状態です。
これが夜遅くまで続くのだから、いつも本当に人、人、人!という感じです。
ちょっと休憩してから、再び貴船神社の入り口付近にある叡山電鉄に乗り鞍馬山へ戻ります。
最後、駅から出たときに天狗のオブジェを撮影しました。

鞍馬山と貴船神社
そういえば去年の11月も入山していたなぁ(これは豊川の鹿砥神社奥宮へ)…と思いつつ、亥を持つので11月は亥月、自刑が働いて体を鍛えるとかひたすらに進むとかになるのかな?と自問自答しつつも、無事に登山することができてほっと一息。
大神神社の三輪山よりは楽だよ!と聞いていた通り、比較的傾斜もなだらかで進みやすい山道だったように思います。
なんとなく上高地の探索ルートを思い出しました。
結構すっ飛ばして山越えしてきた感が否めないので、もし次回以降があればもう少し木々の中の自然の空気を堪能したいと思います。
貴船~鞍馬へ、またその逆ルートも結構通られる方いらっしゃるなという印象でした。
体を鍛えたいな!とか運動不足だな…と思われている方がいたら、ゆっくり進んでいけば難しくない山道ですので是非トライしてみてください!
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