親とお金と自己価値につながる潜在意識

父が余命宣告を受けた2024年2月、そこからさらに自分の内側への探求の時間がはじまりました。

私は10代の頃に鬱を発症し精神を病んだところから、地獄のような向精神薬の減薬を経て完解状態となり(薬も全く飲んでいなくて調節ができるようになりました)、その後体の手術を経て車いすからリハビリをして歩けるようになるという体と精神をどちらも壊し立て直してきたという経験を経ています。

順風漫歩でなく、紆余曲折や波乱万丈といわれる人生を過ごしてきました。

そんな経緯もあり、なぜ自分にこんなことが起こるのか、自分に対する不可解な現象を紐解きたいと思い、俗にいう目に見えない世界との向き合いが始まります。

心について・心の反応について・体と精神の相互作用・心理作用・占い・いろいろなものを取り入れ向かい合うと同時に、自分の心の反応や無意識にとってしまう行動には両親から及ぼされる影響が多大にあるという事を悟ります。

健康な人であれば、もっと早い段階で気が付いていたかもしれない。けれど自分にとっては、向精神薬との付き合いや体のリハビリという工程を経て、人よりもかなり莫大な時間を必要としてしまいました。

親や愛情に対する思いとお金に対する思いは同じ

父が余命宣告をされてから、両親に対する自分が感じている気持ちや価値観の見直しが必要だと感じ、徹底的に向き合うことが始まります。

父や母の育成環境からどういった価値観が形成されていったか、そして自分が幼いころ感じていた感覚だけでなく客観視したその時の状況を観測すること、自分が感じていた感覚や感情を別の視点から見直すという作業を徹底していきました。

そこでお力をお借りしたのが、宮増侑嬉 (大石洋子)さんの思考の学校及び著書たち。

思考の学校 宮増侑嬉 【潜在意識・引き寄せ】大石洋子 – YouTube



ここで潜在意識の在り方について、より深く学んでいくことになります。

潜在意識とはなんなのか、自分の思考を形成している大枠は何なのか、幼いころから心の奥底にずっと存在していた欠乏感。

鬱の回復過程で心理療法を受けた時、インナーチャイルドを癒す療法はやったものの、それだけでは拭い去れない根本的な”ない”を基準にした物事の選択。

現状がいつまでたっても変わらないと感じる原因をもっと深く探り、根本的に向き合って解消していかないとこのまま死ぬまで繰り返すことになるとなぜかそれだけはわかっていました。

なぜ?こんな年になってまで、幼いころの感覚に囚われたままそれが自分を苦しめるのか。

エゴが頭の中感情と一体化してエネルギーとして動くとき、エゴと同一化した思考が自分をずっと傷つけてくること。

私が”子供の視点”でしか親を見られないとき、本当はこうしてほしかった・親にこうあって欲しかった、自分が受けた不足感の体験が発端となっていること。

ワークをやってみてわかりました。今、この欠乏感の根本的な原因と金銭にまつわる苦悩や人間関係における苦悩で感じていることがすべてリンクしているということに。

潜在意識は主語がわからない

幼少期に大きな欠乏感に満たされると、”私の中には親から受けた愛情がない”という状態がデフォルトになります。

私には”ない”という状態が基盤になってしまうと、それゆえに自分の自己価値も下がります

無意識の状態でデフォルトになってしまった”ない”という欠乏感に、なかなか私たちは気が付くことができません。

他人からの指摘があったり、何かのキッカケがあって自己内省に動かないうちは、自覚できないまま”ない”を基準にした言動を繰り返すことになります。

潜在意識には主語を認識するというシステムが備わっていません。

”親から受けた愛情がない自分には価値がない”そんな基準を元に、お金に対する不足感や人間関係から受ける不足感へとシフトしそして全てがリンクしています。

主語がないということは、すべてがつながっているという事です。

無意識の状態で自分が自分に設定した、”わたしにはない”というシステムが、お金・人間関係・パートナシップ・人から受け取る愛情すべてにかかわってきます。

人が生きる人生を、大きく狂わす要因に他なりません。

そもそも潜在意識とは

🧠 潜在意識とは?

  • 意識していない心の領域のこと。
    フロイトの「氷山モデル」で例えると、水面下に広がる巨大な部分が潜在意識。顕在意識(自覚している思考)はほんの5%ほどで、残りの95%が潜在意識だと言われています。
  • 記憶・感情・信念・価値観などが蓄積されていて、無意識のうちに行動や感情を導いています。
    例えば:
  • 自転車に乗るとき、考えなくてもバランスが取れる
  • 特定の匂いで懐かしい記憶がよみがえる
  • なんとなく苦手な人がいる

🌊 顕在意識との違い

意識の種類顕在意識潜在意識
自覚の有無自覚している自覚していない
働き判断・意思決定・計画習慣・感情・直感・記憶
影響力約5%約95%

私たちが自覚して意図的に使っている顕在意識が約5%、95%が無意識領域に感情や体験として蓄積されたまま自身の中にストックされています。

そしてそのストックされたものの中で、同じ条件思考や感情がある一定の量を超えると、現実的に目の前に問題として出現してきます。

無意識領域なので普段直接実感ができない分認識することができませんが、確実に自分の中で繋がっています。

デフォルトの設定を”ある”に変えていく

”ない”を基準にした設定で全てが動いている状態を変えていけば、現実が変わっていく。

システムを動かしているOSが変われば、作業環境や動作認識、そして起動条件も変わっていきます。

そして地道な作業になりますが、本人の抱えている”ない”がどの程度なのかで、かかる時間も拭い去る問題の量も変わってきます。

”ある”を基準に変えていくために大切だと思っていることは3つ。

”ある”が基盤になれば、自分の中には愛情を受けた経験がある、確かに愛を受け取っていたとなり、愛情を受けていた自分には大切にされるに値するという価値観に変わっていきいます。

自分が自分を大切にすること、そしてまわりに大切にされることが当たり前になると、人から受ける愛情や施しも適切な形で受け取ることができるようになります。

なぜなら自分には、その施しを受け取る価値が”ある”という認識に変わっているので。

①自分との約束をどんな小さなことでも守る

”ない”を基準に動いているとき、自己価値の認識が低いがゆえに自分との約束をないがしろにします。

あそこへ行ってみたい、これを食べてみたい、日常のささいな自分の望みさえ時にはなかったことにします。

めんどくさい、今やりたくないそんな感情を元に。

けれど、それを自分が納得してやらないと決めたならそれでもいいんです。

無意識に自分にできない理由と向き合わず一方的になかったことにすると、その体験は自分の中で”ない”というストックになります。

②両親との関係を見直す

どんなに卑劣な行為をされたとしても、あなたがここまで生きているという事は小さいころに親の愛情無くしてはここまで生きて存在することができません。

自分にとって到底認めたくない、強い感情に突き動かされるような体験があったとしても、一方で親もまた必死で生きていたことや幼少期の体験を経てできることとできないことがあります。

親も万能ではありません。

小さなこどもの視点から抜け出せずにいると、いつまでも枠の中から抜け出せることがありません。

どんなに小さなものであったとしても、親からもらっていたものがあるはずです。

自分の主観を切り離して、観測者として自分の記憶を観察すること。

受け取っていたものを再認識する過程がとても必要です。

幼いころの記憶や感じ方を元に、今のあなたを取り巻く環境は全てあなた自身が創りだしているという認識が必要なのです。

③自分自身を許す

私の場合は無意識に人を見下しているという事実に気が付いていませんでした。

潜在意識には主語がありません。故に人を見下すという事は自分を常に見下していることと同じです。


自分を常に見下していると、不遇な自分があたりまえという状態に陥ります。

まずその事実に気が付くこと。気が付いた時点で同じ条件がストックされていくことにストッパーが入ります。

また両親への見直しをやったとしても、どうしても自分の中で許せないことや無意識に自分や人を見下してしまう”自分を許せない瞬間”がやってきます。

そんな自分でさえも許してください。

あなたの中で生まれた小さな抵抗は、少しずつ積み重なりやがてまたあなたの目の前に現象となって現れます。

どんな自分であっても許し、その都度どうなりたいかを定めていくこと。そこに”否定”はいらないのです。

必ず徹底的に向き合う瞬間がやってくる

あなたの人生のどのタイミングにやってくるのかわかりませんが、親と向き合う事・自分の内面と徹底的に向き合う瞬間は人生のどこかのタイミングで確実にやってきます。

3次元は時間を主軸に動いています。ということは、解決するまでにある程度の時間経過が必要だということです。

原因があって、結果にたどり着くまである程度のタイムラグが発生します。

あなたの抱えている問題がどれだけ重要度が高いのか、それはあなたにしかわかりません。

潜在意識をどれだけ蝕んでいるかによって、解決する難易度も時間もバラバラです。

けれど、あなたが人生をこれまでと変わって生きやすく変えていきたいと願うなら、根本から向き合うことは必要不可欠です。

瞑想を習慣化することによって、感情を思考とを切り離してみることができるようになり、自我が同一化していると感情にふりまわされてたいへんなことになりますが瞑想を継続しているとだんだんとそういったことがなくなります。

瞑想の有効化についてはまた記事にしたいと思いますが、顕在意識で生きるということは潜在意識の存在を知りそのシステムがどう働いているかを知らない限りは”苦しみのある意識状態”をずっと生きることになります。

気が付いた瞬間に認識が変わるので、あなたがまず気が付くことが何より重要なのです。

そして気が付いた上で、あなたがどういったあなたで在りたいかをきちんと決断すること。

大丈夫です、あなたはちゃんと幸せに生きる価値があるので。

どうか、私やあなたのこれからの人生が、健やかで優しく愛に満ち溢れたものでありますように。




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