
先日、名古屋松坂屋で行われた英国展に関わらせていただいた折、英国にまつわるいろいろなものに触れさせていただく機会がありました。
そこで知った茶器や、普段松坂屋本館ラティス栄さんでお世話になっている際手にしている茶器についてまとめてみました。
お茶文化は貴族文化からの流れを継ぎ、高いものがいいというわけでもありませんが、優雅なものにふれることによって気持ちが豊かになることは否めません。
英国展で知った茶器のメーカーや新たに教えてもらったヨーロッパのメーカーなどをまとめてみました!
- ✨ ヘレンドとは
- ✨ ヘレンドの魅力が初心者にもわかりやすいポイント
- ✨ ヘレンドを一言でまとめると
- ✨ アウガルテンとは
- ✨ アウガルテンの魅力(初心者向けにわかりやすく)
- 🎨 Teapotteryとは?(初心者向けにやさしく)
- 🫖 どんなティーポット?特徴を3つで理解
- 🌈 Teapotteryを一言でまとめると
- 🌿 バーレイとは?(初心者向けにやさしく)
- 🎨 バーレイの魅力(3つで理解)
- 🌼 一言でまとめると
- 🌹 ロイヤルアルバートとは?(初心者向けにやさしく)
- 🌸 ロイヤルアルバートの魅力(3つで理解)
- 🌼 代表的なシリーズ
- 🌷 一言でまとめると
- 🌞 ウェッジウッドとは?(初心者向けにやさしく)
- 🫖 ウェッジウッドの魅力(3つで理解)
- 🌿 代表的なシリーズ(初心者がまず知るべき)
- 🌼 一言でまとめると
✨ ヘレンドとは
ハンガリーの村「ヘレンド」で1826年に誕生した、手描き・手作りの高級磁器ブランド。 ヨーロッパ王侯貴族に愛され、今もなお“職人が一筆ずつ描く”という伝統を守り続けています。
- すべて手描き
- すべて手作り
- 200年近い歴史
- 世界中のコレクターに愛されるブランド
公式サイトにも「手描き・手作り、そしてマスター制度にこだわり続ける世界」と紹介されています。
✨ ヘレンドの魅力が初心者にもわかりやすいポイント
1. とにかく“絵付け”がすごい
ヘレンドの絵付けは、 職人が細い筆で、花びらのグラデーションや金彩を一つずつ描くという、気の遠くなるような工程で作られています。
そのため、同じシリーズでも微妙に表情が違い、 「世界にひとつだけ」の魅力があります。
2. 代表的なシリーズが覚えやすい
初心者がまず知っておくと楽しいシリーズはこの3つ。
- ヴィクトリア(Victoria) カラフルな蝶と花。英国ヴィクトリア女王が愛したことで有名。
- アポニー(Apponyi) シンプルで上品。単色の花模様が特徴で、普段使いしやすい。
- ウィーンの薔薇(Roses) 可憐なバラが中央に描かれた、クラシックで優しい雰囲気。
どれも“ヘレンドらしさ”があり、見比べるだけでも楽しいです。
3. 食器だけでなく、動物フィギュリンも人気
ヘレンドといえば、 「魚の鱗模様(フィッシュネット)」で描かれた動物たちも有名。
- うさぎ
- くま
- 馬
- ふくろう など、コレクション性が高く、贈り物にも選ばれます。
4. 日本では直営店と公式eショップが安心
公式サイトは日本正規代理店が運営しており、 品質保証・アフターケアがしっかりしているのが特徴です。
✨ ヘレンドを一言でまとめると
「200年続く、手描きの芸術を日常で使えるブランド」 美術品のようでありながら、実際に使える“暮らしのアート”です。
公式ショップ
ヘレンド ジャパン | HEREND JAPAN
✨ アウガルテンとは
1718年創業、ヨーロッパで2番目に古いウィーンの磁器ブランド。 マイセンに次ぐ歴史を持ち、ハプスブルク家の皇室御用達として発展しました。
- 300年以上の歴史
- すべて手作り・手描き
- 雪のように白い“白磁”の美しさが特徴
- 皇室や貴族に愛された格式あるブランド
ウィーンのアウガルテン宮殿内に工房と博物館があり、今も職人が一つひとつ手作業で制作しています。
✨ アウガルテンの魅力(初心者向けにわかりやすく)
1. 白磁の美しさが圧倒的
アウガルテンの白磁は、 「雪のように白く、しっとりとした質感」が特徴とされています。 手に取ると軽やかで、上品な艶があり、まさに“ウィーンの気品”を感じる仕上がり。
2. 歴史と皇室文化が息づくデザイン
ハプスブルク家の紋章を刻印する伝統があり、 ウィーンの宮廷文化をそのまま食器にしたような世界観があります。
代表的なシリーズは次の通り:
- マリア・テレジア 女帝のために作られた、ブルー×ゴールドの野花柄。
- ウィンナーローズ 一輪の薔薇が中央に描かれた、気品あるデザイン。
- ビーダーマイヤー 小花が散りばめられた、優雅で可憐なシリーズ。
- メロン(Melon) アールデコ期の巨匠・ヨーゼフ・ホフマンがデザインした名作。 近代的でモダンな雰囲気が魅力。
伝統とモダンが共存しているのがアウガルテンらしさです。
3. “薄さ”と“軽さ”が生む上質な使い心地
アウガルテンのカップは、 薄くて軽いのに強度があるのが特徴。
- ティーカップは香りが逃げにくい形
- コーヒーカップは冷めにくい厚み
- 手に吸い付くような質感
機能性と美しさが両立しています。
4. 芸術性の高いフィギュリンも人気
ウィーンの文化を反映したフィギュリン(置物)も制作されており、 コレクターから高い評価を受けています。
🎨 Teapotteryとは?(初心者向けにやさしく)
イギリス北部ヨークシャーで作られる、ユニークで立体的な“オブジェのようなティーポット”。 すべて熟練職人の手作業で作られ、同じものがひとつとして存在しないと言われるほど個性豊かです。
- 15以上のパーツを組み合わせて作られる
- 完成までに2週間以上かかる
- 細かいパーツは特に高度な技術が必要
- まるで“ミニチュア作品”のような世界観
🫖 どんなティーポット?特徴を3つで理解
1. とにかくデザインがユニーク
ティーポットなのに、形はティーポットらしくありません。
- ピアノ
- 機関車
- 犬小屋
- ミシン
- ケーキ
- AGA(英国の伝統的なオーブン)
など、日常のモチーフをそのままティーポットにしたようなデザインが特徴。 見ているだけで楽しく、コレクション性が高いです。
2. 職人が手作業で作る“立体アート”
細かいパーツを組み立て、色を塗り、焼き上げる工程はすべて手作業。 そのため、表情や色合いが少しずつ違う“世界にひとつだけ”の作品になります。
3. 実用もできるが、インテリアとしても人気
もちろんお茶を淹れることもできますが、 インテリアとして飾る人が多いのもTeapotteryの特徴。
- キッチンのアクセントに
- カフェのディスプレイに
- コレクション棚に並べて
“見せるティーポット”として愛されています。
🌈 Teapotteryを一言でまとめると
「イギリスの職人が作る、遊び心いっぱいのアートティーポット」 実用性よりも、デザインの楽しさ・ユニークさを味わうブランドです。
🌿 バーレイとは?(初心者向けにやさしく)
1851年創業、イギリス・ストーク=オン=トレントで170年以上続く陶器ブランド。 最大の特徴は、今では世界でほぼ唯一となった「銅版転写(Tissue Transfer)」という伝統技法を守り続けていることです。
- 1851年創業
- すべて英国の工場(Middleport Pottery)で製造
- 銅板に彫った模様を薄紙に印刷し、陶器に貼って焼き付ける伝統技法
- 2011年に工場が重要文化財に指定され、チャールズ皇太子(当時)が修復を支援
🎨 バーレイの魅力(3つで理解)
1. 銅版転写が生む“揺らぎの美”
バーレイの柄は、職人が薄紙を陶器に貼り付けるため、 同じシリーズでも濃淡や位置が少しずつ違うのが特徴です。
その“ゆらぎ”が、 アンティークのような温かみ 英国カントリーの素朴さ を感じさせます。
2. 長く愛されるクラシックな柄が多い
代表的なパターンはどれも歴史があり、今も世界中にファンがいます。
- アジアティックフェザンツ(Asiatic Pheasants) 1862年から続く、牡丹とキジの優雅な柄。ブルー・ピンク・グリーンなど色展開も豊富。
- キャリコ(Calico) 氷の上に落ちた桜(プルナス)をイメージした全面柄。1967年発表。 コバルトブルーの存在感が人気。
- リーガルピーコック(Regal Peacock) 1913年、国王ジョージ5世夫妻のために作られた孔雀柄。 “鳥の王”を描いた物語性のあるデザイン。
どれも“英国らしいクラシック”が感じられます。
3. 普段使いしやすい丈夫さと実用性
バーレイの陶器は、 電子レンジ・食洗機OK(※公式案内より)で、日常使いにぴったり。
- 紅茶にもコーヒーにも合う
- 柄が釉薬の下にあるので剥がれにくい
- 毎日使っても飽きないデザイン
“気取らず使える英国陶器”というのがバーレイの魅力です。
🌼 一言でまとめると
「170年以上続く銅版転写の技で作られる、英国カントリーの温かい陶器」
🌹 ロイヤルアルバートとは?(初心者向けにやさしく)
1896年創業、イギリス・ストーク=オン=トレントの陶磁器ブランド。 英国王室を愛した創業者が、ヴィクトリア女王の夫「アルバート公」にちなんで名付けました。 1904年には王室から「Royal」の称号を授かり、世界中で愛されるブランドに成長しました。
- 1896年創業
- 王室ゆかりのブランド
- ボーンチャイナの軽さと透明感が特徴
- バラ柄のティーセットで世界的に有名
🌸 ロイヤルアルバートの魅力(3つで理解)
1. 華やかでロマンティックなデザイン
ロイヤルアルバートといえば、 バラを中心としたフェミニンで華やかな柄が最大の特徴。
特に有名なのが 「オールドカントリーローズ」。 1962年に発表され、単一デザインで1億ピース以上生産された世界的ベストセラーです。
深紅・ピンク・黄色のバラが金彩とともに描かれ、 “英国アフタヌーンティーの象徴”とも言われます。
2. 紅茶をおいしく飲むための「モントローズシェイプ」
ロイヤルアルバートの代表的なカップ形状「モントローズシェイプ」は、 紅茶をおいしく飲むために設計された究極の形とされています。
- 上部が広がっていて熱が逃げやすい
- 下部が丸く膨らみ、紅茶の香りと温度を保つ
- 高台があることで熱が奪われにくい
見た目の可愛さだけでなく、機能性も高いのが魅力です。
3. 手に取りやすい価格帯のボーンチャイナ
王室御用達ブランドでありながら、 比較的手に取りやすい価格帯で展開しているのも特徴。
そのため、
- 初めての英国食器
- プレゼント
- アフタヌーンティーのスタートセット としても人気があります。
🌼 代表的なシリーズ
初心者がまず覚えておくと楽しいシリーズはこちら:
- オールドカントリーローズ(最も有名)
- ムーンライトローズ(青いバラの姉妹シリーズ)
- レディーカーライル(ピンク×金彩の華やかさ)
- ローズコンフェッティ(可憐で軽やかな小花柄)
- ミランダ・カー コレクション(現代的でフェミニン)
🌷 一言でまとめると
「英国のバラと紅茶文化を愛する人のための、華やかで可憐なボーンチャイナ」
🌞 ウェッジウッドとは?(初心者向けにやさしく)
1759年創業、260年以上続くイギリスを代表する陶磁器ブランド。 創業者ジョサイア・ウェッジウッドは“英国陶工の父”と呼ばれ、 革新的な技術で英国陶磁器のレベルを一気に押し上げました。
- 1759年創業
- 英国王室御用達
- 世界的に有名な「ジャスパーウェア」を生み出した
- ボーンチャイナやクリームウェアなど多彩な素材を扱う
🫖 ウェッジウッドの魅力(3つで理解)
1. ジャスパーウェアという唯一無二の存在
ウェッジウッドといえば、 “ウェッジウッドブルー”のジャスパーウェアが象徴的。 マットな質感の炻器に白いレリーフを貼り付けたデザインで、 新古典主義の美しさを現代まで伝えています。 1775年から作られ続けているロングセラーです。
2. 洗練されたデザインと高い実用性
ウェッジウッドは、 美しさと実用性の両立を徹底してきたブランド。
- ボーンチャイナは軽くて丈夫
- 絵柄は繊細で上品
- 日常使いからフォーマルまで幅広く対応
デザイン性に大きな投資をしてきた歴史があり、 “英国の美意識”を象徴するブランドとして世界中に愛されています。
3. 260年以上続く革新と伝統
ウェッジウッドは、 伝統技法を守りながらも常に新しいシリーズを生み出すのが特徴。
- クリームウェア(クイーンズウェア)
- ジャスパーウェア
- ファインボーンチャイナ
- 現代的な「ワンダーラスト」や「ヘリア」などの新作も人気
“古いのに新しい”という独自の魅力があります。
🌿 代表的なシリーズ(初心者がまず知るべき)
- ワイルドストロベリー 愛らしい野いちご柄。ウェッジウッドの永遠のベストセラー。
- フロレンティーン グリフィンを描いた重厚なシリーズ。色展開が豊富。
- ワンダーラスト 世界の旅をテーマにした鮮やかなデザイン。現代的で華やか。
- ジャスパーウェア ウェッジウッドの象徴。マットな質感とレリーフが特徴。
🌼 一言でまとめると
「260年以上、英国の美と革新を体現し続ける陶磁器ブランド」
茶器メーカーは他にもたくさんあります。
今回自分が気になったメーカーをとりあげてみました。
クラッシックスタイルのものが好きですが、革新的なデザインのメーカーなどもなかなか見ごたえがあります。
紅茶文化は、ゆったりとした時間を過ごすためのもの。
優雅な時間を過ごしていただくためにもおいしいお茶は欠かせませんが、お気に入りの茶器でいただくことも贅沢な時間の使い方かもしれません。


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